「眠り姫」を観た!!

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先日下関市内のシネマ クロールで上映された映画「眠り姫」を観た。

本編は映像と音楽と役者のセリフだけで構成されていて、画面にはほぼ人物が登場しない実験的な作品。

ジャンルで言えばいわゆるアート系の作品だが、その手の作品によくある最後まで意味不明、なんて事はなく、まるで誰かの夢を観ているような感じでもあり、あるいはたまたま食事をしたファミレスの後ろの席から聞こえる会話を聴いているような感じでもあり、映像やセリフから観客の方が、積極的にあれこれ筋立てを想像してしまう実に不思議な作品だった。

この映画の原作は内田百けんの短編小説「山高帽子」を漫画家・山本直樹が漫画にした「眠り姫」。

この映画を観終わると原作漫画、そして元の短編小説を読みたくなる。
そしてそれを読めば、また自ずと映画を観たくなるだろう。
上映のたびにリピーターが続出している理由がよくわかる。

まずは予告編を観て、それでちょっとでも興味を持たれた方は絶対に観た方がいい作品だと思った。

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