「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観た!!

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僕ら世代には懐かしいあのマッドマックスシリーズの最新作だ。
監督は36年前のオリジナル版を撮ったジョージ・ミラー本人!!

感想を簡単にいえば「全編思いっきりマッドマックス!」って感じ。日本の漫画「北斗の拳」などに影響を与えた「水」「ガソリン」「女」を求め暴力が支配する狂気の世紀末観が、完璧に再現されていて本当に凄まじい映像の連続だった。

マッドマックスの売りであるカーアクションも、過去の作品よりもパワーアップして見応え充分である。

しかしこの映画の本当の凄さは実は別にある。この映画は当初は2000年前後に制作をする予定がもろもろの事情で頓挫し、何度も製作中止になりかけた。

その間ミラー監督は喋る子豚ちゃんが活躍する「ベイブ」やCGのペンギンアニメ「ハッピー フィート」などを制作、大ヒットした。この二作が「マッドマックス」と全く違うファミリー映画だったので僕らはえらい驚いたもんである。

売れ筋路線に方向性を変えたのかと思いきや、実は監督はまだ「マッドマックス」の制作を諦めてはいなかった。

新作の制作の準備を進め、ついに2012年に撮影開始。
そして今年ついに公開となった。

ジョージ・ミラー監督は御年70歳。

何があろうと諦めること無く、執念で映画を完成させ、そしてあのオリジナルを超えるビジュアルを今の僕らに魅せつける、この監督こそが最も「マッド(狂気)」だと今回の作品を観て僕は思った。

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