「孤狼の血」を観た!!

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「孤狼の血」を観た!!

映画好きの友人達から「君好みの映画!」と超オススメされた作品を先日鑑賞しました。

タイトルは「孤狼の血」(ころうのち)。
暴力団の抗争と警察、三つ巴の戦いを描いた作品。

原作は第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚月裕子の小説。主演は役所広司、松坂桃李のダブルキャスト。
監督は山田孝之主演の傑作サスペンス「凶悪」の白石 和彌。

この映画に関しては、僕はあらすじも予告編も観ておらず、ポスタービジュアルの知識しかない、ほぼ真っ白な状態で鑑賞したのですが、これが大正解でした。

暴力団の抗争事件を扱った北野武監督の傑作映画「アウトレイジ」のようなシンプルなバイオレンスものかと思いきや、意外にもミステリー要素が、かなり盛り込まれていて、その完成度の高さに心底感心。

特に後半部における、僕にとっての想定外の展開は、今年最高のインパクトを受けました。

そして、その見事な脚本に加え、役者陣の演技が最高。

特に役所広司のクズ人間でありながらも、実はある隠された本性を持った演技は、彼の出演作の中でも最高の演じっぷりで、これで日本アカデミー賞主演男優賞にノミネートされなかったら絶対に嘘だと思います。

最初っから最後まで、これだけギラギラした危険な魅力が、詰まりに詰まった邦画は本当に久しぶりで、先に挙げた「アウトレイジ」、名作「仁義なき戦い」、マフィアとの抗争を描いた洋画「LAコンフィデンシャル」等がお好きな方には本当にお薦めの映画です。

ただし!逆にこの手のバイオレンス物が苦手な方は、この映画はその辺りの描写が、ここ最近の映画では珍しいぐらい遠慮なく出てくるので、ちょっと要注意であります。

そんなわけでデートムービーにはあまり向いていない作品ですが、骨太の映画を観たい方はぜひ御覧ください!

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