「ミュージアム」を観た!(ネタバレ無し)
先日どうしても観たかった映画「ミュージアム」を鑑賞した。
この作品は『週刊ヤングマガジン』に連載されていたコミックスを実写化したもの。監督は「るろうに剣心」シリーズの大友啓史。
主演は小栗旬。
映画化が決まった際にたまたま古本屋に行ったら原作コミックスがあったため、ちょっとだけ読むつもりが、あまりの面白さに結局最後まで一気に読んでしまった。
ただそんな原作コミックでひとつ残念なところがあった。
それはクライマックス。一話から物凄いハイテンションで一気にラストまで駆け上るのに、なぜか肝心のクライマックスで突然勢いが落ちるのだ。そしてそのままなんとも煮え切らないまま話は終わってしまう。
この不自然さはなんだろうと思っていたら、あとで原作者のコメントを読んで驚いた。当初は物凄いバットエンドで終わる予定が編集部からNGが出てしまい渋々変更したというのだ。
圧力がかかるほどのバットエンド!
メチャメチャ気になるやんけ!!
しかも映画版のキャッチコピーは「あなたは最悪のラストを期待する」と来たもんだ。これは没った原作版のラストをやるってことか!?
そのラストを観たら自分どうなっちゃうんだろう!?
明日仕事行けるかな?などと超期待して、そしていざ鑑賞。
感想は一言で言うと「ほぼ原作通り」であった。
原作付きの映画は多くが映画用に脚色するため、熱心な原作ファンから「原作を冒涜するな!」「原作通りにやれ!」と批難されがちだが、今回の作品はビックリするぐらいほぼ原作そのまま。
だもんで原作を先に読んだ自分は最初っから最後まですべてお見通し状態で、あの場面をどう映像化したのかを確認しに行っただけのような感じであった。
それでも十分楽しめたのだがちょっと期待しすぎたか。
というわけでこの映画を楽しめるのは以下の方々です。
①原作を読んでいない。
ほぼ原作そのまま進行します。
②予告編を観ていない。
ほとんどの見せ場が全開です。
③グロいの平気。
この映画、なぜかレイティングがG。つまり小学生でも観れる映画ですがわりとグロいです。耐性の無い人はお気をつけください。
④二人の愛に自信のあるカップル。
この映画は夫婦愛が一つのテーマになっているのですが、上映終了後、周りのカップルは皆沈黙したまま席を立ちました。理由はわからんでもないです。
というわけで「ミュージアム」の感想でした。
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