「レディ・プレイヤー1」を観た!(ネタバレ無し)

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昨日発表になった国内の映画興行収入ランキングを見たら「名探偵コナン ゼロの執行人」がV3を達成とのこと。

この見た目は子ども、頭脳は大人の彼には、スーパーヒーロー軍団も、巨大ロボットも、さらにスピルバーグですら勝てないのか!! 恐るべしコナン君!!

それはさておき、このGWに公開されている映画で、コナン君以外に、どれが一番お薦めですかと聞かれたならば、答えはこの作品しかない!

ずばり「レディ・プレイヤー1」!

理由としてはまず続編物ではない事が挙げられます。

「アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー」や「パシフィック・リム アップライジング」は前作を観ていなくても十分楽しめますが、出来れば観ておいた方がより楽しめるはず。

その点「レディ・プレイヤー1」は原作はあるものの、知らなくても全く大丈夫。

そして何よりもこの映画、我々日本人、それも1980年代をリアルに体験している人にとって大サービスの内容になっています。

この映画では「オアシス」と呼ばれるVR、つまりバーチャル・リアリティの世界が舞台になっています。その世界を作った博士が、1980年代のポップカルチャーのマニアなため、キャラクターやメカ等、馴染みのある懐かしいものばかりがバンバン!スクリーンに登場してくるのです。

自分なんて、主人公が乗る車が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンで、それが爆走するってだけで、もう十分料金分楽しんでしまいました。

それ以外にも「AKIRA」の金田のバイクやら、ロボコップやらが、「似たようなもの」でなく、キャラクターの版権問題を完全にクリアにして、画面のあちこちにそのまんま出てくる、まさに奇跡的な作品になっています。

特に圧巻は、この映画で主人公がクリアするべき3つの試練のうちの2つ目。今は亡くなられた伝説的巨匠の有名な作品が、そのまま登場したのには本当に驚きました。それがどんな使われ方をしているかは、ぜひ劇場で確認してください。

そして自分がもっともテンションが上ったのがクライマックス! 日本人キャストが、日本語でセリフを言ったあとに出現する、ある超有名キャラクターの登場シーンのあまりのカッコよさに本当に鳥肌が立ってしまった!

しかもそれが戦う相手も日本のキャラクターで、音楽も誰もが知っているあのメロディーがそのまま引用されていて、もう感涙ものでした。

この冗談のような凄まじい組み合わせのバトルを、スピルバーグ監督が演出しているのかと思うと、もう歴史的事件と言ってもいいでしょう。

これも映画の歴史を塗り替えてきた巨匠スピルバーグ監督だからこそ出来た映画だと思います。

よく派手な娯楽映画を「おもちゃ箱をひっくり返したような」という表現をしますが、この映画は「おもちゃ工場を爆破した」ような観ていて本当に楽しい、まさに娯楽作!と言える作品なので、興味のある方はぜひ劇場でその凄さを体験してほしいと思います!

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