「ナイトクローラー」を観た! (ネタバレあり)

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「ナイトクローラー」を観た! (ネタバレあり)

ここ最近の梅雨によるなんとも言えないモヤモヤした気分を吹き飛ばす為に、なにか面白い映画を観よう!とレンタルで選んだのが以前予告編を観て気になっていた映画「ナイトクローラー」だ。

いきなり結論から言うとマジで傑作!
でも以下の方は観ちゃダメ!絶対!な作品。

①正義は必ず勝つ!と信じている純粋な心を持った青少年。

②健全な心で会社を大きくしたいと思う若き経営者。

③清々しい気持ちで明日を迎えたいと思っている全人類。

今、上に挙げた方はもし観賞する際は必ず自己責任でお願いします。

映画のあらすじは、クズな主人公が、クズなやり方でドンドン成功していく、クズによるクズのためのクズなサクセスストーリー。もはやあらすじだけで十分に気分悪くなるレベル。

この映画の最大のポイントは、なんと言っても主人公が全くと言っていいぐらいピンチに、ならない事だ。

通常どんな映画でも主人公は何かしらの困難にブチ当たり、そこからいかに脱出するのか?という見せ場があるものだが、この映画はほとんどそれが無い。

すべて主人公の思うように順調に事が進み、手柄をたて!会社も大きくなり!新入社員もたくさん雇って!最後はみんなで頑張るぞ!とハッピーエンド!を迎えるのだ(ただしコイツだけ)。

観てる自分はこのクズな主人公にただの一ミリも感情移入出来ず、このラストに「なんじゃそりゃ!!」とちゃぶ台ひっくり返したい気分になった次第。

そんなうかつに勧められない映画だが、実はこの映画、ほかの作品には無い重要な機能があるのだ。

それは「ブラック企業毒され度チェック」としての機能だ。

この映画観賞後に非常に不快な気分になった方は、以下のいずれかが当てはまる可能性がある。

①あなたの職場は健全な環境にある。
ホワイトな環境ゆえ、この映画の毒に免疫がなかったのでしょう。世の中、この映画の主人公ような悪い人、悪い職場環境があるのだと、知識としてぜひ知っておいてください。

②身近にこの映画の主人公のような人がいる。
その人は非常に危険です。ガチでサイコパスです。出来るだけ近づかないようにしましょう。

そして逆にそんなに不快にならなかった方は以下が当てはまります。

①職場が完全にブラック企業。
完全に毒されて感覚が麻痺しています。
どこかで正気に戻らないと危険です。

②あなた自身がブラック人間。
こんなの普通じゃん、いつもやってるし、と思いながら観賞されたと思います。どこかで悔い改めください、マジで。

そんなわけで、この映画は現代社会の闇をちょっと覗いてみたい方には最適な教材だと思う。興味のある方は肝試しのつもりでどうぞ。

ちなみに自分は観賞後に嫌な気分になりつつも、なんだかんだで非常に楽しめてしまい、サントラを購入するほどのお気に入りの映画になってしまった。

何でかって?

それは自分の××が××で××××だからw(自主規制)

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